「体力以外で改善していることはあるのですか」と町会長。

「動体視力が上がっています。」

「動体視力が上がっても、球技以外では役に立たないのではありませんか」と町会長。

「動体視力が上がると、家の中や外が片付くようになります。」

「と言いますと?」と町会長。

「動体視力が上がると1日の時間が長くなるのです。」

「と言いますと?」と町会長。

「人間は、朝起きてから寝るまでの間にさまざまなことをしますが、動体視力が上がると思考スピードと動作が速くなるので、1つ1つの動作が速くなるのです。」

「と言いますと?」と町会長。

「ですから、僕の場合は、例えば、表の庭しか手入れができなかったのが、裏庭も手入れができるようになり、今では、草ぼうぼうだった孟宗竹の向こうの栗林も庭と同じように手入れができるようになりました。」

「動体視力が上がると、1日の時間が長くなったのと同じことになるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。おかげで、税理士さんが高齢のため仕事ができなくなったので、勉強しようと思ったことさえない簿記を、毎日、勉強するようになっています。」

「年をとっても、勉強したことがない分野が頭に入るのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。ベイズの統計学を勉強したころは脳が経絡的に緩み始めた時だったので、なかなか新しい概念が頭に残らなくて悪戦苦闘したのですが、簿記の勉強はだいぶ楽です。」

「脳が経絡的に緩むと、今まで勉強したことがない分野が頭に入りやすくなるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「いつもやっている仕事だとサブルーチン化しているので、脳の機能が低下しても、それなりにできるのですが、あまりしたことがないことは時間がかかり、段々できなくなります。」

「それで、年を取ると脳の機能低下に伴って、庭に雑草が増え、家の中が散らかるようになるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕の友人が、『会社でバリバリやっていた人が退職し、奥さんに先立たれると、後を追うように亡くなってしまう』と言っていました。」

「と言いますと?」と町会長。

「会社で長年やっている仕事は脳内でサブルーチン化しているのでバリバリできるが、食事の支度はサブルーチン化していないので、十分に栄養が取れる料理が作れないため脳の機能が低下し、常識では考えられないような家庭内の事故で亡くなってしまうようです。」

「それでは、脳を経絡的に緩めて新しい事態に対応することができるようにしておけば、長生きできるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。それだけではなく、各種学校などに通わなくても、初めて習う分野を自力で学習することができるようになります。」

2021/11/24

<水道後記70>
元栓から母屋の北東の角にある立水栓のところまでの配管の準備が整って来ると、計画通り配管した場合、水漏れが起こりやすいところはどこだろうと考えるようになった。

TBCのブロンズ継手やSKXの継手を使ったポリエチレン管の部分は、大地震でもない限り、水漏れを起こしそうもない。水漏れが起こるとすれば、メーターとSKXの継手の間の数十センチの塩ビ管からに違いないと思った。

そして、メーターとSKXの継手の間の数十センチの塩ビ管で水漏れが起こった時、穴掘りをしないで水漏れを確認する方法はないだろうかと考えた。<続く>

2024/11/8